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"Women In Art" by Philip Scott Johnson

美しい女性を描いた絵はカタルシス効果があると思う。



女性についての絵画に関しては、私はアール・ヌーヴォーものが特に好きだ。
日本美術の発展+西洋美術の革新とも捉えることができるアール・ヌーヴォー美術は、エンターテイメント性と計算された高貴で精密な美を表現し、また部屋に飾るならこれよね(と私は思っている)と多くの現代人の指示を集めインテリア性に特化している。
特にアール・ヌーヴォーな女性は、写実と抽象の狭間に生きていて、そのぴったりはまらない感じが不思議な美しさを醸し出している。


今日はそんな美しい女性たちを描いた一人であるクリムトの作品を見に、クリムトだらけのノイエギャラリーに行った。

意外に着色された作品が少なく、デッサンや下絵が多かった。
彼はタブーを犯した画家として当時故郷のウィーンで散々非難されたというのは知ってはいたけれど今までそこまで露骨な絵を見たことがなかったので性描写や裸体の妊婦を描いた彼のデッサンはけっこう衝撃的だった。
周りにあんな絵ばかり描いているひげおやじがいたら間違いなく変態だ思う。




だけど彼は性的なものへの執着を捨てなかったからこそ、多くの人を魅了する新しい美しさを表現することが出来たんだろう。
エクスタシーを匂わせると神秘的な美女の前で誰もが足を止めて見惚れてしまう。
偉大な画家の一人である。



周りに強烈な絵を描くおじさんを見つけても、見て見ぬふりをしましょうね。

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