赤毛のアン曰く、「失神は女の子の夢」。冗談じゃない。
授業中にホワイトアウトしかける恐怖を生まれて初めて体験した。
カンボジアからタイに流れた難民の話を聞いている途中に、目の前に広がる雪景色。
冬の到来だわなんて一瞬のん気なことを考えた。
だって教室冷房入ってるんだもん。拷問に近い集中管理。
1コマだってつらい寒さなのに連続で同じ教室で、カイロもあったかくならないし、手袋しててもコート着ててもどうにもならないシベリア体験教室。学校の意図がいまいち読めない。
で、これはまずい(`ω´)と思って机のものを一気にかき集め、鞄に押し込め、
サンドイッチを隣に座るはぎに押し付け、トイレに直行。
そこで暫し意識を失う。
よっぽど緊急救助ボタンを押そうか迷って、でも助けられたところで、青い顔に今日に限って濃いめチークでインコみたいな顔してたから、逆に恥ずかしいだろうと思って結局やめた。
そこからどうやって家に帰ったかあんまりよく覚えてないんだけど、気づいたら自分の部屋で毛布被って寝ていた。
そして6時間にわたる夢の睡眠天国。
私の部屋は、難民キャンプと呼ぶには、あまりに居心地がよすぎた。
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