電車に乗ったら林檎が落ちていた。
ただひとつだけ、ぽつんと、誰かが足元に置き去りにしたコーヒーの空き缶のように、椅子の下に直立していた。
私は激しく動揺した。
しかし私以外の乗客は、その存在に気づかないかのように、なンでもない顔をしていた。
あの林檎は何を暗示していたのだろうか。
不可思議な次元にいざなわれそうな。
脳裏に赤が点滅する。
あれは死神の仕業だったのか・・・・・・・!
つづく
おうちに林檎がたくさんあったのでコンポートにしてみた。
ついでにアップルパイも焼いた。
ハケがなかったせいで卵黄が綺麗に塗れず;;
昔好きだった早口言葉。
アップルパーイ アップルパーイ
ピーター ライクス アップルパーイ
ソー ドゥー アーイ
ソー ドゥー アーイ
死神で思い出したが、私は病院には死神がいるものだと思っていた。
私のかかりつけの内科のお医者様は、すごく優秀でいい先生だ。
ただし彼は優秀な医者であるとともに、「なんちゃら殺人事件」的なサスペンス小説家としても有名である。
インフルエンザの季節である。
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