「それがなぁ、釘じゃぁきかねぇんだ。相手の女がなぁ、ぬか屋の娘。」
歌丸師匠のちょっと照れを含んだオチの台詞に、ぐっと心を掴まれる。
まわりくどかったり、ことわざを知らないと分からなかったり、落語(というか小噺)は、今風のバーンと湧かせる笑いよりも、即効性のない笑いを提供する。
どちらも面白いから好きである。ちがったよさがそこにある。
でもずっと聞き続けなさいよといわれたら、きっと私は古風なほうをとるだろう。
すっかりブログの更新を怠ってしまった。
12月が始まった。
残念ながらネタになるほど面白いことは特に無い。
ここ数日は、今まで考えたくなくて逃げてきたことを考えて、考えて、考えて、
今は晴れ晴れとしているけれど、久しぶりに苦しかった。
人の話を聞いたり、自分の考えを言ってるだけなのに涙が出てきて、
人体って謎な造りだ!と本気で思った。(謎~!)
ついには後輩の顔見ただけで泣けてきて、「みわちゃん、それビョーキだよ」って呆れられた。
新聞を読んでも良いことなんて書いてなくて、株価は下がるし、クリスマス商戦死亡フラグだし、首相は嫌われちゃってるし、お寒い世の中で。
さあこのプチバブル崩壊時代に新卒の私は食い扶持を見つけられるのか!?
(・・・とかはあんまり焦ってないんだけど。)
選択を迫られて、取り合えずの折り合いをつけろと要請を受けたモラトリアム人間は、悩みもがいた結果、お国の経済に貢献して、一人でも多くの人が健やかでいられる環境を作って、あとは素敵な人に囲まれて生きていければそれでいいやと己の欲を整理した。
私のまわりはいい人しかいなくって、ここ数日ずっと聞き苦しい戯言を真剣に聞いてくれた。
ひねくれものだから、何を言ってもうまく伝わらないのかもしれないけれど、ものすごく感動した。
本当に嬉しかった。ありがとう。
私も器の大きい人間になれるように頑張るよ。
いやしかし全くもってどうでもいい話だけど、アンパンマンマーチは奥が深い。
人情は美しい。
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