「はたち。」
-ハタチの一日-
3時起床。お風呂入ってお日様見えないうちに電車に乗って、6時に美容院へ。
8時、車でひろってもらって、おばあちゃんの病室へ。
「白装束の女現る!」と、院内騒然。
12時、そのままドライブ。帯の緩さに着物が脱げはじめる。
13時、着物を脱いで近所のお蕎麦屋さんへ。
昼から熱燗、なめこ蕎麦。いちばんしあわせ。
夜はずっとしまっておいた、同い年のワインで乾杯。
特においしいものじゃなかったけど、蜜みたいになちゃって、まったり甘ーいのが、へえ!って感じだった。齢をとるとまったりするのか。そうかそうか。
そんな一日。
この間、いつになったら大人っていえるかというレポートを書いた。
確か私は、人はみんな、にんじんを目の前にぶら下げたロバのように、自分の理想の大人像を目の前にぶらさげて人生を歩むから、いつまでたっても大人になったって思えないんだと書いた。軌跡を振り返って、成長したなあと思っても、ほんとに大人になるのは違う気がする。
コーヒーが飲めるようになったって、心の広い人間になれるわけじゃない。
なーんて、レポート課題の大人の定義を言わないで逃げた私。
ただ、今日ひとつだけ気づいたことがある。
自分を犠牲にしても誰かを守りたい。そう思えたら、大人なんじゃないかなあ。
まだ私は周りの人たちに守られている感しかない。
親孝行だってちゃんとできない。
だから今はとりあえずそんな周りのみんなに感謝して。
これから「守れる力」を養っていけたらいいなあと思った。
それにしても今日は飲んだくれちゃった。合法合法!
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