あと時計が一回りすると、この国の基準では私は成人だ。
父かたの祖母はよく、
十で天才、
十五で秀才、
ハタチ過ぎればただの人
と電話ごしで言っていた。
ティーン最後の一年間、勤労も始め、反抗期臭い映画も見たし、良き友にも出会ったし、絶叫マシンも克服したし、刺身も少し食べられるようになった。ちょっと本は読みたらなかったし、恋愛もおざなりにしてしまったけど、まぁ10代のうちにやっとくことの5割りはできた気がする。 先日は初めて行ったパブで出禁になるっていうやんちゃもした。(私のせいじゃないけど)
満足な一年だった。
それにしても去年の私と今の私は別個の存在だ。
ブログを読み返してみても、前の記事は私ではない人が書いたようだ。主観的な記憶があるから、別人ではないし、そんなこといったら一秒前の私も私ではなくなるんだけど、人は刻々と変化する生き物だと実感する。
19と20だって長い目でみれば変わりやしないけど、やっぱりそれなりに異変はあるのだろうと思う。
もう一度言うが、あと時計が一回りすると、この国の基準では私は成人だ。
きっといろんな二文字がふりかかるんだろう。
責任?飲酒?納税?自由?云々。。
凡人なりに、精一杯もがくのだ。
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