『25th hour』
出演: エドワード・ノートン, フィリップ・シーモア・ホフマン, バリー・ペッパー
監督: スパイク・リー
人が時間を操ることはできない。来るべき時は来てしまう。
主人公にとっての24時間後、25時への一歩は非常に重たいものだった。
友人、家族、愛する人、NYという町、そして自分の未来。
そのすべてを失って、24時間後、絶望が待つ刑務所に入らなければならない。
選択肢は3つ。
服役か逃亡か自殺か。
ちょっと非日常的な空気が漂う、スタイリッシュな映像にちりばめられた、
静かで細やかな心情の動き。
特に“やるせなさ”が丁寧に描かれていたなあと思う。
そして最後の最後で、観客が味わう“やるせなさ”。
最後に彼は何を選んだんだのだろうか。
人が一番大切にしなければならないのは、愛と知識だ。
エドワード・ノートンの軽やかな“fuck”の発音に感心しながら。
スパイク・リー監督のまっすぐなNYCへの愛情を感じながら。
※特典映像もちゃんと観なきゃだめ
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